クリスマスと言えば、クリスマスプレゼントですが・・・
聖書の中には、キリスト誕生のときに精油の名前が出てくるのですがご存知ですか??
東方の三賢者がキリストが誕生したときに
黄金、フランキンセンス、ミルラなどの貢ぎ物を捧げたのだそうです。
黄金は偉大な商人のシンボル。
フランキンセンスは偉大な予言者のシンボル。
ミルラは偉大な医者のシンボル。
と、私はアロマの勉強をしたときに習ったのですが、よくよく調べてみると違うようですね・・・
黄金は「王」の象徴であり、フランキンセンスは「神や祈り」の象徴、そして、ミルラは「死、老い」の象徴という解釈もあるようです。
なるほど・・・
そう考えると、「王」と「商人」はちょっとイメージが違いますが、「お金」のイメージですよね。
フランキンセンスは「神、祈り」と「預言者」のイメージとなると、宗教者のようです。
さらに、ミルラの「死、老い」と「医者」というのも、人間であれば誰でも訪れる死や老い。それに伴う病気と医者が関係してくるのもわかる気がします。
考察の違いや文献、翻訳の違いもあるのかもしれませんね。
さらに、私が学んだときには「幼いキリストは、この贈り物の中からフランキンセンスを選んだから、彼は偉大な預言者なのだ」ということだったのですが・・・
ちょっと待って。
生まれたばかりの赤ん坊がプレゼント選ぶとかありえる??
でも、お釈迦様も生まれてすぐに立ち上がって7歩歩いたというからな・・・
真偽のほどはわかりませんが、フランセンス(乳香)とミルラ(没薬)という精油の名前が出てくるのは
アロマセラピストからすると、ちょっと嬉しいですよね。
フランキンセンスは、神聖な香り。
中医学的に考えると、「肺(金)」の精油でもあります。
呼吸器系にもお勧めで、咳がでるときはもちろんですが、喘息にもお勧めです。
私、喘息持ちなので、愛用しています。
また気持ちを落ち着かせてくれる働きもあるので、ストレスや不安から呼吸が苦しいように感じる人にもお勧めです。
ストレスが強い方にも使ってみていただきたい精油の1つです。
また、美肌効果もあると言われています。
確かにお肌がツルツルになります
が、皮膚刺激がある精油でもあるので、使い方には気を付けましょう
ミルラは、香りがすごく弱いんです。
「ん?匂いする?」ってくらいに香りが弱いですが、かすかに木のような香りがします。
そして、空気に触れると固まってしまうという特徴があります。
つまり、液体でいる間は短くて・・・あっという間に固体になってしまうのです
なので、保存には気を付けてくださいね。
瓶の中でカチコチになってしまいます・・・
ミルラは中医学的に考察すると「脾(土)」の精油でもあります。
消化器系の不調に良いと言われていて、口腔内のトラブルにも良いと言われています。
脾の精油だということを考えると、思考が凝り固まってしまっている人や考えすぎて動けない人にもお勧めの精油でもあります。
ストレスによる消化器系の不調にも良さそうですね。
さらに、ミルラの精油の語源はミイラだとも言われています。
ミイラを作るときに使った植物なのです・・・
死体の内臓を取り除いて、ミルラやシナモンを詰めたと言われています。
腐敗を予防する効果があったことを考えると、抗菌作用も強そう。
フランキンセンスもミルラもちょっとお高い精油ですが、もしも興味があれば手に取ってみてくださいね。
でも、ミルラは扱いが難しい精油ですので購入するならお気を付けて